分 類 |
症 状 |
対 応 |
不登校
出社拒否
引きこもり |
人間関係でつまづいたり、自己イメージ
低下への抵抗、家族関係への不安から
社会生活を避けたり、家庭内または自室に
引きこもる。
すっかり外出を避ける場合や人目の少ない
時間帯であれば近隣への外出だけは可能な
場合もある。 |
無理に外出させようとするのではなく、
不安を少なくするために、家庭内を安心
出来る環境に整えることが重要です。 |
無気力 |
今までやれたことに意欲がわかない。
何もすることなく1日をぼんやり過ごして
しまうことが多くなる。
|
心のエネルギーの低下による症状です。
本来、真面目・律儀・一生懸命に生きて
来た人に多く見られます。
頑張ることを焦るのではなく、のんびり
ゆったりした時間を過ごして下さい。 |
対人不安
表情恐怖
多汗症
赤面症
視線恐怖 |
自分が他人からどのように見られるかに対
する強い不安が左記の症状を引き起こすと
考えられる。 |
低い自己評価や自己肯定感が背景にあ
ることが多い。カウンセリングを通して
の人生の振り返りが効を奏することも
あります。
自己洞察を深めて、自分の良いところに
目を向けて行きましょう。 |
適応障害 |
職場や学校等で相手の期待に添いたいと
過度に努力して心身ともに疲れ果てた結果
無気力に襲われたり、不眠、食欲不振、
感情コントロールの低下などを引き起こす。 |
可能であれば、マイナス刺激を受ける
環境から距離を置くことが望ましいで
しょう。
そうすることが難しい場合は、ストレス
源から距離を置いて自らの身を守るか
が回復のカギとなります。 |
摂食障害
(過食・拒食) |
やせ願望や変身願望が根底にあることが
多い。いくら食べても精神的な満足感が得
られずに過食に陥る場合や、食べることを
考えると気持ちが悪くなる等の理由で食事を
したがらない。 |
家族や友人など人間関係に葛藤を抱え
ていることが多く見られます。カウンセ
リングを通して、自分でも気付かなかっ
た内面に焦点を当てることが、回復の
きっかけになった事例も多く見られます。 |
乗り物恐怖
不安障害
パニック障害
強迫性障害 |
不安障害とは不特定の様々なものや事柄に
不安を感じる症状。最近多く聞かれる
パニック障害もその一つで、特に乗り物に
強い抵抗を感じることが多い。
強迫性障害とは特定のものに関して強い
不安を感じる症状で、手洗い癖や確認癖
など生活に支障をきたすこともある。 |
不安を感じることに無理して対峙するよ
りも、そのような状態を受け容れて行く
ことが大事です。不安を感じる自分を
「だめだ」と否定するのではなく、
「今は仕方がない」と現状を受け入れて
下さい。
その上で不安を生み出す心の中を整理
するためにカウンセリングを利用する
ことをお薦めします。
また、精神科を受診して服薬することも
効果的です。 |
自律神経
失調症 |
生活に支障をきたす様々な症状が生じる。 |
先ず、内科あるいは精神科や心療内科
の受診をお勧めします。その後場合に
よっては精神的なケアのためにカウン
セリング等を利用しましょう。 |
ペットロス |
家族同様に、あるいは家族以上に大事な
存在を亡くした後、なかなか立ち直れず
抑うつ状態が長く続き、自分を責めがちに
なる。 |
辛い気持ちを一人で抱えずに信頼出来る
人に話をすることが回復策の一つです。
悲しみや喪失感を自分以外の人と共有
する体験が、生きるエネルギーを創る源
となります。 |
更年期障害 |
主に40~50代女性特有の症状であるが、
最近は、若い女性の若年性更年期の訴え
もある。ホットフラッシュや抑うつ症状、
無気力感等が目立つ。 |
産婦人科での診察を受けて下さい。
その後、メンタル面でのケアが必要で
あれば、カウンセリングを利用しましょう。 |